骨董屋のうんちく
古染付ー茶人が愛した器✨
古染付ー茶人が愛した器
「古染付」は、景徳鎮で製造された染付磁器を指す言葉で、明時代末期(1368年〜1644年)に製作されました。
景徳鎮窯は、1000年以上の歴史を誇り、 宋・元・明の歴代の国家は直接その窯の経営に携わり、いわゆる官窯としての運用がなされていました
明時代、国力低下により、統制が取れなくなったことで民窯での生産が始まります。そして、ヨーロッパ各国では自国で生産できない磁器に魅了されたのでした。
民窯で生産が始まり、焼成時に釉薬との収縮率に差が生じることで起きる「虫喰い」という古染付に見られる特徴は 採集が比較的しやすい胎土が使用されるようになったことに起因すると言われています。
その虫喰いさえも侘び寂びとして当時の茶人は愛したのです。
古染付は、明朝末期に景徳鎮の官窯の管理体制が崩れ、民窯がそれに代わって奔放な作品を生み出したことで誕生した焼物なのです。
清が支配するようになり、景徳鎮で作陶されたものが日本にもたらされるようになり、そちらは「新渡染付」と区別して呼ばれます。
古染付の特徴まとめ
・虫喰い
・高台部分の砂付き
・・・高台の先端部の釉薬を拭き取らず焼成するため、窯の床面に撒いた砂が付着したもの。器が床面に接着しないようにするために砂が撒かれた。
こちらの器は、古染付の写しになりますが、高台部分の砂付きまで表現されております😊
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九谷焼 古染付写 バッタ文 芙蓉手 膾皿
◆商品詳細◆
時代:明治〜大正頃
高さ:約4.8センチ
直径:約15.3センチ
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🏠新原美術 展示場(antique shop 樹)
2019年にオープン。掛け軸、香炉など店主が目利きしたものがさりげなく店を飾っております。
その他、九谷焼、大聖寺伊万里、古伊万里など常時1,000点以上展示、販売しています。
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営業時間 11:00〜16:00
定休日 火〜金(土・日・祝休み)
電話番号 0120-962-856 0766-73-2171
アクセス 車:駐車場あり(4台)
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所在地 東京都台東区台東3-33-5 宝誠ビル1階
営業時間 11:00〜17:00
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