荒金大琳あらかねたいりん

時代 昭和22年〜
標準発表価格 610,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 現代書家 近代詩文作家
プロフィール 師 金子
大分県出身。

荒金大琳(あらかね だいりん、本名 荒金信治/のぶはる)は、日本の著名な書道家・書道研究者であり、特に唐代名碑「雁塔聖教序」の研究で知られ、中国との文化交流の先駆者として高く評価されています。以下で詳しく見ていきましょう。

経歴・役職

生没年:1947年(昭和22年)9月、別府市浜脇生まれ。2024年2月22日没、享年76歳

学歴・師事:別府市立山の手中学校、県立別府鶴見丘高校、大東文化大学卒。中学時代から首藤春草に師事し、大学では金子鷗亭氏に師事

教育職:母校鶴見丘高校の教壇に立ち、後に別府大学教授および名誉教授に。

役職:日展会友、毎日書道展審査会員、創玄書道会理事、別府市美術協会長など。書道ガール育成の先駆者としても知られる

主なテーマ:「雁塔聖教序」の研究

唐・褚遂良の名碑「雁塔聖教序」について、日本で唯一、碑文や拓本、現地碑石の撮影を許可され、1997・1998・2006年に大雁塔(西安)を訪問

出版物『褚遂良雁塔聖教序拡大観察記録』を纏め、日本でも資料として貴重な存在に

この功績により、中国との文化交流に貢献し、碑刻研究の第一人者と評価される

作品・書道活動

書道作品は伝統的な書体を踏襲しつつ、力強く鋭い線質が特徴。
70代で開催した個展の記録集『荒金大琳の書 SHO・70』など、作品集も発表

「山は富士 海は瀬戸内 湯は別府」といった地域への愛を表現した作品もあり、タオル等の生活用品にも展開

特徴・人柄

研究者×表現者:書碑を対象とする学術研究と、美術家としての表現活動を両立。
積極的な交流:中国へ120回以上の文化交流訪問を実施し、日中友好にも大きく寄与

明るく活動的な性格:生前は「書道ガール」の養成など、新しい試みにも意欲的だった

まとめ

項目 内容
本名 荒金信治(のぶはる)、別府出身
専門 褚遂良「雁塔聖教序」の碑学研究、碑拓比較
主な役職 教育者(高校・大学)、日展会友、書展審査、書道会指導
功績 書碑研究出版、多数の文化交流訪問、展覧・育成活動