本多道子ほんだみちこ
時代 | 大正12年〜 |
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カテゴリー | 絵画、書画 |
作品種別 | 書 現代書家 近代詩文作家 |
プロフィール | 本多道子(ほんだ みちこ、1923–2022年4月28日)は、戦後から現代にかけて活躍した日本を代表する実力派女性書家であり、教育者・指導者としても多大な功績を残しています。 基本プロフィール・役職 生年・出身:1923年、宮城県生まれ 団体における役割: 産経国際書会 名誉顧問 東洋書人連合 常任顧問 書成会 参与 受賞歴と展覧活動 受賞: 毎日書道会・毎日賞 第34回産経国際書展にて高円宮賞および会長賞 平成初期には会長賞、さらに19年(2007年)に高円宮賞も受賞 展覧参加: 第1回展より東北展に常連出品 大作「高岡伸作の詩」(縦90×横180cm)などを発表し、毎年意欲的に作品を出品 学びと書道への取り組み 女性としても稀有な戦中・戦後を経て大学を卒業し、26歳から書道を本格開始 田村桃渓(書家)に弟子入りし、「いろは」を500回書くなど徹底的な臨書を10年間継続 夫の転勤に伴い、30年間東京へ月1回通って師事を続けた勤勉ぶり 代表作と作風 「那須高原の冬」(69×137cm)という自詠の句を墨で表現した作品が、東京2020大会記念企画「日本の書200人選」に収録 墨の濃淡・穂先の動きを巧みに操る「詩情豊かなかな作品」と、大作漢字作品の双方をバランス良く制作 晩年も現役 93歳を超える高齢となっても、筆を離さず創作と展覧活動を継続した実直な姿勢 2022年4月28日に逝去する直前まで、名誉顧問として書道の発展に寄与 総まとめ 項目 内容 生没年 1923–2022年 師弟・臨書 徹底した基礎臨書と師事(田村桃渓) 受賞歴 毎日賞、高円宮賞・会長賞など多数 活動範囲 東北展・産経国際書展への一貫した出品 晩年 93歳まで創作活動と書道界への貢献を継続 本多先生は、女性としても希少な書道指導者の草分けであり、高度な技術と詩情ある作品表現で知られる名筆家です。臨書を重んじつつも自作の詩を筆に刻む創作姿勢は、多くの後進に影響を与えました。 |