高橋峰雪たかはし

カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 産經国際書会
プロフィール 高橋峰雪(たかはし ほうせつ)氏は、日本の著名な書家であり、産経国際書会の理事、洸風会副会長、そして峰雪書院の主宰を務めていらっしゃいます 。彼の書道への道は、学生時代に習っていたいけばなのお稽古中、床の間に掛けられていた掛け軸の見事な「書」に魅せられたことがきっかけで、30代で書道の世界に入られました 。


書道家としての歩み
高橋氏は、楷書を五十嵐越山氏から学び、古典は越山氏の逝去後に田仲沈流氏から、作品作りは柴田侑堂氏から学ばれました これらの師匠たちは、明治33年(1900年)創刊の日本初の競書誌『筆之友』の審査員や手本執筆者としても活躍しており、高橋氏もこの伝統ある誌に深く関わってこられました 。

平成23年に『筆之友』の先代発行人が急逝した際、高橋氏は「115年の燈火を絶やさしてなるものか」と編集長を引き受け、発刊1300号を迎えるまで継続に尽力されました 。

書風と芸術観
50代で独立してからは、中国北宋時代の書家・米芾(べいふつ)に傾倒し、その「自然で品の良い、抑揚の部分を強調した書風」を極めたいと語っておられます 米芾は書聖・王羲之の研究家であり、後の中国の能書家に大きな影響を与えた人物であり、高橋氏もその影響を受けています 。

教育活動と展覧会
高橋氏は、峰雪書院を主宰し、後進の育成にも力を注いでおられます また、洸風会副会長としても活動されており、2019年には熊谷市中央公民館で開催された「第69回公募洸風会書道展」で文部科学大臣賞を受賞されました 。


高橋峰雪氏は、書道の技術だけでなく、その温かい人柄と丁寧な指導で多くの生徒から信頼を集めている書家です。書道に興味がある方や、高橋氏の作品に触れてみたい方は、彼が関わる展覧会や教室を訪れてみると良いでしょう。