青木錦舟あおき
カテゴリー | 絵画、書画 |
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作品種別 | 書 産經国際書会 |
プロフィール | 青木錦舟(あおき きんしゅう)氏は、日本の書道界で著名な仮名書家であり、産経国際書会の副理事長を務めています。その書風は、伝統的な仮名の美しさを基盤にしつつ、現代的な感性を取り入れた独自の表現で高く評価されています。 経歴と活動 師事と書風の形成:22歳のとき、高校の書道講師であった仮名作家・故白井竹舟氏に師事しました。竹舟氏の「読めて分かって、心ひかれる書」という理念のもと、親しみやすく心に響く書風を学びました。 展覧会での活躍:2024年には、16年ぶりとなる個展「青木錦舟書作展」を東京・有楽町の東京交通会館で開催しました。この展覧会では、俵万智氏の短歌「天上にぎんどろの葉は広がりて星のかたちに夜を切り取る」を題材にした作品など、多彩な書が展示されました。 教育活動:青木氏は、舟友会の講師としても活動しており、生徒一人ひとりの個性を尊重した指導を行っています。生徒にはまず自ら素材を選ばせ、その後、手本を示しながら個性を生かした作品へと導く指導法を採用しています。 書風と理念 青木氏の作品は、仮名の伝統美を大切にしながらも、現代詩や短歌を題材にした大胆で自由な「散らし」の技法が特徴です。その表現は、文字が情景を描き出すような構成で、観る者の心を引きつけます。 人柄と交流 高校時代の友人である書家・林拓鶯氏のブログでは、青木氏の人柄について「何に対しても真摯に向き合う直向きな人」と紹介されています。学生時代からの友情が現在も続いており、書道を通じた深い絆が伺えます。 青木錦舟氏は、伝統と現代の融合を追求する仮名書家として、また教育者としても多くの人々に影響を与え続けています。その作品や指導は、書道界において高く評価されており、今後のさらなる活躍が期待されます。 |