山本晴城やまもと
カテゴリー | 絵画、書画 |
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作品種別 | 書 産經国際書会 |
プロフィール | 山本晴城(やまもと せいじょう)氏は、日本の書道界で活躍する著名な書家であり、教育者でもあります。産経国際書会の副理事長を務めるほか、宏道書会の会長として、書道の普及と後進の育成に尽力しています。 経歴と活動 書道家としての歩み:岐阜や名古屋で活躍していた書道家・故山本宏城氏を父に持ち、幼少の頃から書に親しみました。書道教室を手伝う傍らで20代から、地元をはじめ全国区の公募書道展にも参加するようになりました。若い頃は通常の楷書や行草書の漢字作品が主でした。 古代漢字の研究:幅広く書を学んできたなかで、自身の書作活動における研究課題は、原始的な古代漢字に求めました。初期の楷書で荒削りといわれる5、6世紀頃の中国・南北朝時代の「六朝の楷書」から始まり、時代を遡って木簡に書かれた隷書、そして象形文字の進化した金文にたどり着いたといいます。 受賞歴:こうした書と文字への真面目な取り組みが実を結び、平成22年には近代詩文書や大字書などの現代書の若手作家を顕彰する「國井誠海賞」に輝きました。伝統書系の作家が受賞するのは異例のことでした。 書風と理念 金文の魅力:印章などに使用される篆書の元となった金文の作品を得意とし、「金文の魅力は造形美にあり、線の強さと余白の美しさが直接的に捕らえられること」と語っています。 独自のスタイル:「まだまだ未完成。遊びのある独自の書のスタイルを創りたい」と語り、今後の作品にも注目が集まります。 教育と後進の育成 宏道書会の会長:自身が会長を務める宏道書会では、書道の普及と後進の育成に力を注いでいます。 東海書道藝術院の副理事長:東海書道藝術院の副理事長としても活動しており、書道界の発展に寄与しています。 山本晴城氏は、書道家としての活動だけでなく、教育者としても多くの人々に影響を与え続けています。その作品や指導は、伝統を重んじつつも、個性と創造性を大切にする姿勢が特徴です。今後の活動にも注目が集まります。 |