松井玲月まつい
カテゴリー | 絵画、書画 |
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作品種別 | 書 産經国際書会 |
プロフィール | 松井玲月(まつい れいげつ)氏は、日本の書道界で著名な書家であり、産経国際書会の副理事長および臨泉会の理事長を務めています。奈良県を拠点に活動し、国内外で数多くの展覧会に出品し、受賞歴も豊富です。 経歴と背景 書道一家の出身:松井氏は、昭和を代表する書家・佐々木泰南氏の三女として生まれました。母は第1回高円宮賞を受賞した佐々木月花氏、次姉は内閣総理大臣賞を受賞した原田圭泉氏という、書道一家に育ちました。 独自の学び:父・泰南氏は家族に手本を書かず、松井氏は墨摺りなどの手伝いを通じて「目習い」で書を学びました。また、父の多彩な人脈との交流を通じて、人間性や書の精神を深めていきました。 奈良への嫁入りと再出発:200年以上の歴史を持つ奈良の墨運堂に嫁ぎ、しばらく書から離れていましたが、40歳を過ぎてから再び作品制作に取り組み、精力的に展覧会に出品するようになりました。 主な受賞歴と活動 高円宮賞受賞:2021年の第38回産経国際書展において、作品「三省」で高円宮賞を受賞しました。 海外での活動:モナコ、スペイン、モンゴルなどの海外展にも出品し、国際的な評価を得ています。 関西展実行委員長:2018年からは産経国際書展の関西展実行委員長に就任し、奈良を中心に関西の書の振興に尽力しています。 書への想いと哲学 松井氏は、「書は人なり」という父の教えを大切にし、書を通じて人間性を表現することを追求しています。作品制作においては、父の書に近づくために試行錯誤を重ねましたが、最終的には自らの人間性を表現することが書の本質であると気づいたと語っています。 松井玲月氏は、伝統を重んじながらも自身の感性を大切にし、国内外で活躍する書家として、多くの人々に影響を与え続けています。その作品や活動は、書道界において高く評価されています。 |