高頭子翠たかあたま

カテゴリー	絵画、書画
作品種別	書　産經国際書会
プロフィール	高頭子翠（たかとう しすい）氏は、日本の著名な書道家であり、産経国際書会の副理事長、柏葉書道会の主宰、現日会（現代書道研究所）の理事長を務めています。長年にわたり書道界で活躍し、後進の育成にも尽力されています。 経歴と書道への道 静岡県富士市で生まれ育ち、中学生の頃から書道に親しみました。結婚を機に上京し、千葉県船橋市に住んでいた書家・森大朴（たいぼく）氏に師事。森氏の豪快な作風と人柄に魅了され、約40年間にわたり指導を受けました。 現在は千葉県柏市に在住し、「柏葉書道会」を主宰。幼稚園児から80代まで、幅広い年齢層の生徒に書道を指導しています。教室には、地元だけでなく埼玉県から通う生徒もおり、親子三代にわたって学ぶ家庭もあるなど、地域に根ざした活動を展開しています。 作風と芸術観 高頭氏の作品は、伝統的な書の技法を基盤としながらも、力強く、感情豊かな表現が特徴です。「書は忍耐です」と語り、継続することの大切さを強調しています。また、夫の弘二さんが最も信頼する批評家であり、作品選びの際には助言を受けることもあるそうです。 主な受賞歴と展覧会 高円宮賞受賞：産経国際書展において、孔子の論語「述べて作らず、信じて古を好む」に由来する「好古」という作品で最高賞を受賞。その筆致の妙が高く評価されました。 現日春季書展：第61回展（2021年）では、理事長として作品「無何有」を出品し、多くの来場者の注目を集めました。 個展開催：2022年には、産経国際書会の公式サイトで個展の案内が掲載されるなど、精力的に作品発表を行っています。 教育と後進の育成 高頭氏は、書道教室「柏葉書道会」を主宰し、多くの生徒に書道の指導を行っています。彼女は、「書は忍耐です」と語り、生徒に継続することの大切さを伝えています。また、家族や地域社会とのつながりを大切にし、親子三代にわたって学ぶ生徒もいるなど、地域に根ざした活動を展開しています。 まとめ 高頭子翠氏は、伝統と革新を融合させた書道家として、また教育者として、書道界に多大な影響を与えています。彼女の作品や理念は、今なお多くの人々に影響を与え続けています。