正川子葉まさかわ

カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 産經国際書会
プロフィール 正川子葉(まさかわ しよう)氏は、日本の著名な書家であり、教育者としても高い評価を受けています。産経国際書会の副理事長や大阪CMO文化学院の代表取締役を務めるなど、書道界で長年にわたり活躍されています。


経歴と書道への道
正川氏が書の道に入ったのは18歳のとき。誕生日の朝に最愛の父が46歳で早世したことがきっかけでした。大学進学を断念し、家業の自動車整備工場で車の洗車・ワックスがけを手伝いながら、生来の子供好きを生かす道として、書道教師の道を選びました。「学校の授業で表彰されたことが唯一の頼りでした。あのときの嬉しさが今日につながった。がむしゃらに書いて1年で幾つかの団体から教師免状を取得し、19歳で子葉学院を始めました」 。

開塾後は、奈良県在住の書家、北谷鍾朋先生に一時師事。「教える事も勉強」と励まされ、指導を通じて得るものの多さと感謝の念に気づいたといいます。

教育活動と社会貢献
正川氏は、子ども向け硬筆指導を体系化し、生活に役立つ実用書道の普及に努めています。書道教室経営者の養成セミナーでは、現在までに800名以上の指導者を輩出しました。また、ニューヨーク国連本部をはじめとする国内外の施設で「書のパフォーマンス」を披露し、国際交流活動を展開しています。 。

平成19年には淡路島に阪神淡路大震災の慰霊碑を建立し、1万6000通の写経を奉納するなど、社会貢献にも積極的に取り組んでいます。 。

一筆会の設立と高齢者支援
2018年11月、正川氏は「今ここに笑顔で生きる一筆会」を設立しました。この取り組みは、高齢者の方々を中心に、日本の伝統文化である「書」を楽しんでいただき、「健康で楽しく豊かに生きる」ということを目的としています。入会時にお渡しする書道道具一式で、ご自身で「書」に取り組んでいただき、年数回開催される「紙上展」という大きな公募展にその成果物を出品することができます。優秀作品は産経新聞特別版にて紙上発表されます。 。


作品と理念
正川氏の作品には、師である松鶴氏への敬意と、書道への深い思いが込められています。例えば、「天壌無窮(てんじょうむきゅう)」という作品には、「天地は永遠に続く」という意味があり、煌心書道会が末永く発展するようにとの願いが込められています。正川氏は、自身の書が自由に書けるようになったと感じながらも、偉大な師への追憶は尽きないと述べています。

正川子葉氏は、書道の伝統を守りつつ、新たな表現にも挑戦し続ける姿勢で、多くの人々に影響を与えています。その作品や教育活動は、今なお多くの人々に影響を与え続けています。