寺尾桂翠てらお

カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 産經国際書会
プロフィール 寺尾桂翠(てらお けいすい)氏は、岡山県出身の著名な書家であり、産経国際書会の副理事長や白桃会の主宰として、日本の書道界に多大な貢献をされた人物です。

略歴と書道への道
寺尾氏は20歳の頃、会社勤めの帰りに立ち寄った地元岡山の書店で「九成宮醴泉銘」の法帖に魅了され、独学で書を始めました。その後、岡山大学の元教授である書家・大館桂堂氏に師事し、さらに大館氏の勧めで現日会を創設した南不乗氏の指導も受けました。

作風と受賞歴
少字数作品や墨色の表現に特に関心を持ち、現日大賞などの受賞歴があります。南不乗氏からは「賞ドロボウになるなよ」との言葉を受け、受賞に伴う責任と社会への貢献の重要性を深く認識していました。

教育・組織活動
産経国際書会では、平成22年から27年まで瀬戸内展の実行委員長を務め、現在は顧問を務めています。また、白桃会の主宰として、後進の育成や書道の普及にも尽力されました。

晩年と逝去
寺尾氏は2017年11月1日に逝去されました。生前の活動を通じて、多くの書道愛好者や後進に影響を与え、日本の書道文化の発展に寄与されました。

寺尾桂翠氏の人生は、独学から始まり、師との出会いを経て、書道界での地位を築き上げた努力と情熱の結晶です。その作品や教育活動は、今なお多くの人々に影響を与え続けています。