山本高邨やまもとこうそん
時代 | 昭和21年〜 |
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カテゴリー | 絵画、書画 |
作品種別 | 書 現代作家・仮名作家 |
プロフィール | 師 華邨 奈良県出身。 山本高邨(やまもと こうそん)氏は、日本の著名な書家であり、特に仮名書道の分野で高い評価を受けています。彼の作品は、良寛の書風を追求し、書線の単純な美しさや文字間の関係性に重点を置いています。このような特徴は、彼の作品に自然な美しさと深みを与えています。 山本氏は、日展(日本美術展覧会)の会員であり、また日本書芸院の常務理事を務めるなど、書道界で重要な役割を果たしています。彼の作品は、全国の書道展覧会や美術館で展示されており、多くの書道愛好家や専門家から高い評価を受けています。 彼の代表的な作品の一つに、正岡子規の句「石壇に鹿鳴く奈良の月夜哉」を題材とした「奈良」があります。この作品は、東京2020大会を記念した「日本の書200人選」に選ばれ、彼の書風の特徴をよく表しています。 また、山本氏は書道の普及活動にも積極的で、奈良市杉岡華邨書道美術館などで講演や実技指導を行い、初心者から上級者まで幅広い層に書道の魅力を伝えています。 彼の作品は、仮名の繊細な線や文字の配置に独自の美学を持ち、見る者に深い感動を与えます。書道に興味のある方は、山本高邨氏の作品を鑑賞することで、仮名書道の奥深さと美しさを感じることができるでしょう。 |