舟尾圭碩ふなおけいせき

時代 昭和32年〜
標準発表価格 690,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 現代作家・仮名作家
プロフィール 和歌山県出身。

舟尾 圭碩(ふなお けいせき)氏は、1957年生まれの日本の著名な書家であり、特に仮名書の分野で高い評価を受けています。日展会員や日本書芸院常務理事など、複数の書道団体で要職を務め、書道界の発展に貢献しています。


経歴と所属団体
生年:1957年
主な所属・役職:
日展会員
読売書法会常任理事
全日本書道連盟理事
全国書美術振興会評議員
日本書芸院常務理事
一東書道会総務委員

これらの役職を通じて、舟尾氏は書道界の発展と後進の育成に尽力しています。

作風と代表作
舟尾氏の作品は、古典に基づいた仮名書を中心に、現代的な感性を取り入れた独自の表現が特徴です。特に、万葉集を題材にした作品では、自然や人生の無常を繊細に表現しています。

代表作:「無常」
釈文:
やどにある桜の花は今もかも
松風早み地に散るらむ
世間も常にしあらねばやどに
ある桜の花の散れるころかも
出典:万葉集(厚見王・久米女郎)
展示:「日本の書200人選~東京2020大会の開催を記念して~」展に出品

この作品は、桜の花の儚さを通じて、世の無常を表現しており、舟尾氏の深い感性と技術が光る一作です。

受賞歴と展覧会
日展特選:
2004年(第36回日展)
2006年(第38回日展)
一東書道会全国書道展:
第45回展(2023年)にて「海」を出品
公益社団法人日展

これらの受賞歴は、舟尾氏の書家としての実力と評価の高さを示しています。

教育と審査活動
舟尾氏は、書道の教育や審査活動にも積極的に関わっています。特に、和歌山県美術展覧会の書部門では、審査員として作品の評価に携わっています。

これらの活動を通じて、舟尾氏は後進の育成と書道界の発展に寄与しています。