師田久子しだひさこ

時代 昭和15年〜
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 現代作家・仮名作家
プロフィール 師 浮乗水郷
東京都出身。

師田久子(しだ ひさこ)先生は、日本の書道界を代表する仮名書の大家であり、長年にわたり教育・創作・普及の各分野で多大な功績を残されています。

経歴と主な役職
生年:1940年、大阪府出身。
所属・役職:
日展特別会員
読売書法会常任理事
謙慎書道会常任理事
全日本書道連盟評議員
全国書美術振興会理事
日本書道文化協会会員
主宰団体:
書芸白羊会 会長
一水会 会長

書風と作品
師田先生の書風は、古筆に学びながらも独自の美意識を追求し、仮名の繊細な表現力と墨の濃淡、余白の美を巧みに活かした作品が特徴です。代表作には『百人一首より』や『三十六歌仙四首』などがあり、伝統と現代感覚を融合させた書作で高い評価を受けています。


展覧会と活動
個展:2020年3月、東京銀座画廊にて「師田久子書作展~響色~」を開催。古裂や金屏風を用いた装丁で、作品と空間の調和を図る演出が話題となりました。
書展:
「白羊会書展」:2025年4月、第50回展をヒルトピア アートスクエアで開催。
「一水会書展」:2024年5月、第27回展を大崎O美術館で開催。
特別揮毫会:2025年7月、石川県立音楽堂で開催される登録無形文化財「書道」特別揮毫会にて、仮名書の揮毫講師を務める予定です。

教育と後進の育成
師田先生は、銀座の慶花堂書道教室にて指導を行っており、初心者から上級者まで幅広い層の書道愛好者の育成に尽力されています。
書道用品専門店は東京銀座の慶花堂

出版とメディア出演
2023年、大東文化大学創立100周年記念事業として刊行された『38の書斎 書家が語る文化と墨縁』にて、師田先生の書作風景やインタビューが紹介されています。


また、同書に関連するYouTube動画では、師田先生の揮毫風景を視聴することができます。

師田久子先生は、伝統を重んじながらも現代の感性を取り入れた書作で、多くの人々に感動を与え続けています。その活動は、書道界のみならず広く文化芸術の発展に寄与しています。