大塚静峰おおつかせいほう

時代 昭和15年〜
標準発表価格 650,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 大分県出身。

大塚静峰(おおつか せいほう)氏は、大分県臼杵市出身・在住の著名な書家であり、書道界において高い評価を受けています。彼の作品は、伝統的な書の技法を基盤としつつも、現代的な感性を取り入れた独自のスタイルで知られています。

経歴と書道への道
大塚氏は幼少期に小児麻痺を患い、高校生頃まで手の震えに悩まされていました。その困難を克服するために書道と出会い、書を通じて自らの内面と向き合うことで、震えを克服し、美しい文字を書けるようになりました。1975年には、文化勲章受章者である故・村上三島氏に師事し、本格的に書道の道を歩み始めました。

主な受賞歴と役職
1990年:日展初入選
1992年:讀賣書法会幹事、朝日展評議員
1993年:日本書芸院展大賞受賞、大分県美術協会書道部常任委員
1997年:日本書芸院展大賞受賞(一科審査員)
1998年:大分県芸術文化功労賞受賞
2005年:臼杵市文化の日表彰(文化功労)

これらの受賞歴は、大塚氏の書道における卓越した技術と芸術性を示しています。

展覧会と地域貢献
大塚氏は、臼杵市を拠点に数多くの個展を開催しています。特に「悠久の書」シリーズは、漢字・仮名・調和体・篆刻・前衛書など多彩な作品を展示し、多くの来場者を魅了しました。また、臼杵城跡の御城印や、国宝臼杵石仏のPR動画の題字を手がけるなど、地域文化の振興にも積極的に関与しています。


教育活動と後進の育成
大塚氏は、和敬書道会を主宰し、書道の普及と後進の育成に尽力しています。作品発表展や期刊誌の発行、中国への研修旅行、グループ展の開催など、多岐にわたる活動を通じて、書道の魅力を広く伝えています。

大塚静峰氏は、書道を通じて自己表現の可能性を追求し続けるとともに、地域文化の発展にも寄与しています。彼の作品や活動は、多くの人々に感動と影響を与え続けています。