望月暁云もちづきぎょううん

時代 昭和11年〜
標準発表価格 590,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 師 鈴木天城
山梨県出身。

望月暁云(もちづき ぎょううん)氏は、日本の書道界で長年にわたり活躍してきた著名な書家です。その活動は書道作品の創作にとどまらず、テレビドラマの書道指導や書道団体の運営など、多岐にわたります。

経歴と活動
生年・出身地:1936年(昭和11年)2月6日、山梨県生まれ。
NHKでのキャリア:昭和30年にNHKに入局し、総務部に所属。昭和33年から書道部に入り、書を学び始めました。
書道指導:昭和56年から34年間にわたり、NHKの大河ドラマや朝の連続テレビ小説など、121本のドラマで書道指導を担当。俳優への所作指導や手元の吹き替えなどを行い、作品のリアリティ向上に貢献しました。
書道団体での役職:
全日本書道連盟 評議員
産経国際書会 顧問
東西書芸会 理事長
暁云書道会 会長

書風と作品
望月氏の書風は、中国の書家・顔真卿の影響を受けた、粘りと深みのある線が特徴です。師である鈴木天城氏のもとで、顔真卿の「顔法」を徹底的に追求し、独自の作風を確立しました。

展覧会と地域活動
傘寿記念書作展:2016年、80歳を記念して千葉県松戸市で個展を開催。新作80点を展示し、NHKドラマでの書道指導34年の歩みも紹介されました。
地域貢献:町内会長や社会福祉協議会の評議員、学校関係の役員などを務め、地域社会への貢献にも尽力しています。

望月暁云氏は、書道の伝統を守りながらも、テレビドラマや地域活動を通じてその魅力を広め、多くの人々に影響を与えてきました。その功績は、書道界のみならず、広く文化芸術の分野で高く評価されています。