関根玉振せきねぎょくしん

時代 昭和24年〜
標準発表価格 600,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 師 樽本樹邨
愛知県出身。

関根玉振(せきね ぎょくしん)氏は、日本の書道界で著名な書家であり、特に漢字書法の分野で高い評価を受けていました。1949年に生まれ、2021年11月9日に逝去されました。

経歴と所属
関根氏は、以下の主要な書道団体で要職を歴任されました:

日展準会員
読売書法会 常任理事
謙慎書道会 常任理事
全日本書道連盟 評議員
全国書美術振興会 評議員
中部日本書道会 常任顧問

また、愛知県立大学で非常勤講師を務め、後進の育成にも尽力されました。


書風と作品の特徴
関根氏の書風は、明快な点画と強靭な骨力を特徴とし、直線を多用し墨の滲みを排除することで、明解な造形美を追求されました。初期には漢代の礼器碑に見られる隷書を学び、後年は古代文字にも挑戦されるなど、常に研鑽を惜しまない姿勢が評価されました。

代表作の一つに、韋荘の詩「夏夜」を題材とした作品があり、東京2020オリンピック・パラリンピックを記念した「日本の書200人選」に選出されました。

受賞歴と展覧会
日展特選:2013年(第45回)、2015年(改組新第2回)に受賞。
愛知県芸術文化選奨 文化賞:平成20年度(2008年)に受賞。
謙慎書道会展や中部日本書道会展など、数多くの展覧会で作品を発表し、高い評価を受けました。

関根玉振氏は、その卓越した技術と指導力により、日本の書道界に多大な貢献をされました。その作品と教育活動は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。