赤平泰処あかひらたいしょう

時代 昭和21年〜
標準発表価格 760,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 師 素堂

赤平泰処(あかひら たいしょ)氏は、日本の書道界を代表する書家の一人であり、教育者としても長年にわたり後進の育成に尽力されています。

経歴と師系
生年:1946年、青森県弘前市生まれ
学歴:弘前高校を経て大正大学卒業
師匠:中村素堂氏に師事
現在の役職:
毎日書道会理事
貞香会会長
西蓮会主宰
浄土宗芸術協会副理事長
大正大学名誉教授

受賞歴と代表作
赤平氏は、2019年の第71回毎日書道展において、篆書作品「修徳立義」で最高賞である文部科学大臣賞を受賞しました。この作品は、中国古典『易経』からの言葉を篆書で表現し、「文字の大小、線の剛柔、墨の潤渇などの効果が絶妙で字義を体現した真摯な書」と高く評価されました。


作風と作品
赤平氏の書風は、篆書や隷書などの古典的な書体を基盤としつつ、現代的な感性を取り入れた独自の表現が特徴です。例えば、作品「麗新」では、新春の清新な気持ちを篆書で表現しています。

国際的な活動
2025年4月、大正大学の創立100周年記念事業の一環として、ニューヨーク・ブルックリンのJ-COLLABOギャラリーで開催された書道展に参加。石飛博光氏、山中翠谷氏とともに、7メートルにも及ぶ大作をライブで制作し、日本の書の魅力を世界に発信しました。

教育活動と後進育成
赤平氏は、大正大学で長年にわたり書道教育に携わり、多くの書道家を育成してきました。また、小中学校での書道指導や、地域での書道教室を通じて、書道の普及と次世代への継承に尽力されています。

赤平泰処氏は、伝統的な書法を大切にしながらも、現代の感性を取り入れた作品を創作し続けています。その活動は国内外で高く評価されており、今後も書道界における重要な存在であり続けることでしょう。