中村雲龍なかむらうんりゅう

時代 昭和15年〜
標準発表価格 820,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 現代書家・漢字作家
プロフィール 師 四峯・凍雲
埼玉県出身。

中村雲龍(なかむら うんりゅう)氏は、1940年生まれの日本を代表する書家であり、現在、一般社団法人日本書道院の会長を務めています。また、日中文化交流協会の常任委員としても活動しており、日中間の文化交流に尽力されています 。


書風と作品
中村氏の書風は、伝統的な漢字やかなに加え、現代日本語で綴る詩文書にも力を注いでいます。特に、墨の濃淡や筆致の変化を巧みに操り、見る者に強い印象を与える作品を多数制作されています。


代表作の一つとして、唐代の詩人・于武陵の「勧酒」を題材にした詩文書があります。この作品では、原詩とともに、井伏鱒二による日本語訳「さよならだけが人生だ」を併記し、東西の文学を融合させた独自の表現を追求しています 。


展覧会と教育活動
中村氏は、書道教育にも力を入れており、自宅兼書道教室を開設しています。この教室は、中庭のあるコートハウス形式の建物で、1階に大人と子供のための書道教室、2階に居住スペースを配置しています 。


また、日本書道院の主催する展覧会では、審査会員クラスの「選抜展」や、誰もが参加できる「同人展」など、多彩な書展が開催されており、中村氏も積極的に関与しています 。


国際的な活動
中村氏は、日中文化交流協会の常任委員として、日中間の文化交流にも尽力しています。その一環として、中国の書道展覧会にも作品を出展し、両国の文化的な架け橋としての役割を果たしています 。


中村雲龍氏の作品や活動についてさらに詳しく知りたい場合は、日本書道院の公式ウェブサイトをご覧いただくと、最新の情報や作品集などが掲載されています。