仙場右羊せんばうよう
時代 | 大正12年〜 |
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標準発表価格 | 890,000 円 |
カテゴリー | 絵画、書画 |
作品種別 | 現代書家・漢字作家 |
プロフィール | 横浜出身。 仙場右羊(せんば うよう、本名:仙場幸男)氏は、日本の書道界を代表する書家の一人であり、教育者、文化財収集家としても多方面で活躍された人物です。1923年(大正12年)に神奈川県横浜市で生まれ、鎌倉市に在住されていました。2023年には100歳を迎えられました。 書道界での経歴と功績 日本総合書芸院の創設と指導的役割:仙場氏は、三室金羊氏に師事し、1958年(昭和33年)に日本総合書芸院の設立に参加。1992年(平成4年)には初代会長に就任し、2012年(平成24年)には名誉会長に就任されました。 毎日書道展での活動:毎日書道展においても長年にわたり審査会員や名誉会員として活動し、書道界の発展に貢献されました。 右心会の創設と指導:自身が創設した書道団体「右心会」の初代会長として、多くの門下生を育成し、地域の書道文化の振興に尽力されました。 文化財収集と寄贈活動 仙場氏は書道だけでなく、中国古代の瓦当(がとう)や青銅器などの文化財の収集にも熱心で、特に秦漢時代の瓦当を中心に147点の瓦、青銅器、土器などを立正大学博物館に寄贈されました。これらの資料は、同大学の教育・研究に活用されています。 作品と展示活動 仙場氏の作品は、上智大学の創立100周年記念事業や鎌倉の鶴岡八幡宮に収蔵されており、その芸術性と精神性の高さが評価されています。また、2023年には横浜市で開催された「右心会展」において、仙場氏の遺墨20点を含む約90点の作品が展示され、多くの来場者に感銘を与えました。 仙場右羊氏は、書道界における指導者としての役割だけでなく、文化財の収集・寄贈を通じて日本と中国の文化交流にも貢献された人物です。その功績と作品は、今後も多くの人々に影響を与え続けることでしょう。 |