竹本石亭たけもとせきてい

時代 明治時代
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 日本画
プロフィール 1822-1888 江戸後期-明治時代の日本画家。
文政5年1月9日生まれ。幕臣。相沢石湖にまなび,文人画と狩野(かのう)派,土佐派の画風を折衷した画をえがいた。また国学を井上頼囶(よりくに)に,和歌を林甕臣にまなび,詩文をよくした。明治21年1月1日死去。67歳。名は正興。通称は又八郎。別号に対松堂。

竹本石亭(たけもと せきてい)は、江戸時代後期から明治時代初期にかけて活躍した絵師・文人であり、特に画論書『石亭画談』の編纂者として知られています。本名は竹本又八郎(たけもと またはちろう)で、号として「石亭」を用いました。

主要な著作と活動
『石亭画談(今古雅俗)』

竹本石亭の代表的な著作である『石亭画談』は、江戸から明治にかけての画家やその作品、画風、逸話などを収録した画論書です。この書は、当時の画壇の動向や画家たちの人間像を知る上で貴重な資料とされています。また、河鍋暁斎などの著名な画家の記録も含まれており、近代日本美術史の研究においても重要な位置を占めています。


作風と作品
竹本石亭は、山水画や人物画を得意とし、伝統的な日本画の技法を用いながらも、独自の表現を追求しました。彼の作品には、詩文と絵を組み合わせた画帖や掛軸があり、文人画の要素が色濃く反映されています。また、彼の作品は、当時の文化人や知識人との交流の中で生まれたものが多く、文学的な背景を持つものも少なくありません。

所蔵・閲覧可能な場所
竹本石亭の作品や著作は、以下のような場所で所蔵・閲覧が可能です:

国立国会図書館デジタルコレクション:『石亭画談』などの著作がデジタル化されており、オンラインで閲覧できます。
日本の古本屋:彼の画帖や関連書籍が販売されていることがあります。
古書店やオークションサイト:掛軸や画帖が出品されることがあり、購入が可能です。

まとめ
竹本石亭は、絵師としての活動だけでなく、画論書の編纂を通じて日本美術の記録と伝承に貢献した人物です。彼の作品や著作は、当時の画壇の様子や文化的背景を知る上で貴重な資料となっています。また、彼の作品には、詩文と絵を組み合わせた文人画の要素が色濃く反映されており、文学的な背景を持つものも少なくありません。

もし、竹本石亭の作品を実際に見たい場合は、国立国会図書館のデジタルコレクションや古書店、オークションサイトなどを利用すると良いでしょう。