橋本雪樵はしもとせっしょう

時代 明治時代
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 日本画
プロフィール 橋本雪樵(はしもと せっしょう)についての情報は、現在のところ確認できませんでした。ただし、同名または類似の名前を持つ画家として、橋本雪蕉(はしもと せっしょう)という人物が知られています。以下に橋本雪蕉についての詳細をまとめます。

橋本雪蕉(1802年~1877年)について
橋本雪蕉は、江戸時代後期から明治初期にかけて活躍した南画家であり、岩手県花巻市の呉服商の家に生まれました。名は素淳(そじゅん)、字(あざな)は孟素(もうそ)、号に雪蕉、黙堂、白嘯などがあります。少年時代に地元の絵師・八重樫豊澤に画法を学び、後に江戸で谷文晁、京都で浦上春琴に師事しました。

画風と作品
橋本雪蕉は、淡彩の山水画を得意とし、詩情豊かな作品を多く残しました。代表作には、明治9年(1876年)に制作された《名花十二客図屏風》があり、これは八戸市美術館に所蔵されています。この作品は、六曲一双の屏風に12種類の花々が繊細かつのびやかな筆致で描かれており、雪蕉の花卉画の集大成とされています。

晩年と影響
雪蕉は、明治3年(1870年)に八戸に戻り、町絵師として活動を続けました。収入は少なく生活は困窮していたものの、支援者の助けを受けながら創作に励みました。彼の作品は、現在も美術館や古美術市場で鑑賞・取引されており、日本の南画や文人画に興味のある方にとって、貴重な資料となっています。