小川東洲おがわとうしゅう

時代 昭和3年〜
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 現代作家 漢字作家
プロフィール 北海道出身。

小川東洲(おがわ とうしゅう、1928年5月6日 – 2022年9月26日)は、北海道深川市出身の書家であり、本名は小川昭三です。彼は北海道を代表する書家として知られ、国内外で高い評価を受けました。


経歴と活動
生誕と出身地: 1928年、北海道深川市に生まれました。
展覧会: 1990年には帝国ホテルギャラリーや東京三越、銀座和光で個展を開催し、1997年には大英博物館で長期にわたる個展が開催されました。
作品の収蔵先: 彼の作品はボストン美術館、大英博物館、東京国立近代美術館などに収蔵されています。

作風と理念
小川東洲は、書道において「不必要なものを除去し、書になかったものを加える」という理念を持ち、伝統的な書法に現代的な感性を融合させた独自のスタイルを確立しました。彼の作品は、心象風景や日記のような要素を取り入れたものであり、観る者に深い印象を与えます。


主な受賞歴
芸術選奨文部大臣新人賞: 1977年に個展「鶴による小川東洲書展」で受賞しました。
北海道功労賞: 2002年に芸術文化の振興に貢献したとして受賞しました。
その他の受賞歴: 札幌市民芸術賞、北海道文化賞なども受賞しています。

代表作品と展示
小川東洲の代表作には、「春」「寿」「錬心」「舞」「時」などがあります。これらの作品は、北海道の自然や季節感を表現したものであり、現在も美術館やオンラインギャラリーで鑑賞することができます。

深川市との関わり
小川東洲は故郷である深川市との関係も深く、市内には彼の作品を展示する美術館が存在します。また、深川市役所や公共施設にも彼の作品が収蔵されており、地域文化の発展に寄与しました。

小川東洲の書は、伝統と革新を融合させた独自の美を追求し続けたものであり、その作品は今も多くの人々に感動を与えています。