星弘道ほしこうどう

時代 昭和19年〜
標準発表価格 980,000 円
カテゴリー 絵画、書画
作品種別 書 現代作家 漢字作家
プロフィール 師 鉄心

星 弘道(ほし こうどう、1944年〈昭和19年〉9月10日生まれ)は、日本を代表する書家であり、日蓮宗の僧侶でもあります。栃木県宇都宮市の砂糖問屋の家に生まれ、建築家を志していましたが、20歳の時に縁あって東京四谷の戒行寺の住職を継ぎました。

書家としての歩み
書道との出会いは、住職として仏具や位牌に文字を書く必要に迫られたことがきっかけでした。その後、浅香鐵心に師事し、書の道を本格的に志します。1975年(昭和50年)に日展に初入選し、以降、数々の展覧会で受賞を重ねました。2012年(平成24年)には「李頎詩 贈張旭」で日本芸術院賞を受賞し、2022年(令和4年)には日本芸術院会員に選出されました。

作風と理念
星氏の書は、王羲之から明清時代の書法までを幅広く研究し、強靭で豊潤、瀟洒な筆線を自在に操ることが特徴です。彼は「血がにじむような線」を求め、書を通じて生命の尊厳や精神性を表現しようと努めています。特に「いのちに合掌」という作品では、命の重みと尊さを深く感じさせる書を揮毫しています。

教育者・指導者としての活動
大東文化大学では約20年間にわたり書道教育に携わり、特任教授として後進の育成に尽力しました。また、全日本書道連盟の理事長を三期務め、国内外での書道の普及と交流に貢献しています。

主な受賞歴と役職
1975年:日展初入選
1982年:毎日書道展毎日賞
1990年:日展特選
2010年:「小学之一文」で日展文部科学大臣賞
2012年:「李頎詩 贈張旭」で日本芸術院賞
2022年:日本芸術院会員就任

ゆうゆう書道教室・写経|松戸市「本土寺」
星弘道氏は、書家としての卓越した技術と深い精神性を持ち合わせ、教育者としても多大な貢献をしてきました。その作品や活動は、現代書道界において重要な位置を占めています。