和田光正わだみつまさ

カテゴリー その他
作品種別 一般社団法人日本染織作家協会
プロフィール 和田光正(わだ みつまさ)氏は、日本を代表する金彩友禅の第一人者であり、伝統工芸士としても知られています。​その技術と芸術性は国内外で高く評価され、多くの賞を受賞しています。​


和田光正の略歴

生年・出身地:​1940年(昭和15年)、京都市生まれ
修行時代:​1955年、繁山庄之助氏に師事し、金彩印金技術の見習い修行を開始
独立と創業:​1962年に独立し工房を設立。1970年には光映工芸株式会社を創業
受賞歴:
1985年(昭和60年):ドイツ・オルデンブルグより栄誉賞受賞
2001年(平成13年):京都府伝統産業優秀技術者「京の名工」表彰
2003年(平成15年):厚生労働省より「現代の名工」表彰
2012年(平成24年):秋の叙勲に際し、瑞宝単光章受章 ​

金彩友禅の特徴と技法

和田光正氏の金彩友禅は、従来の技法を革新し、150色以上の多彩な金銀箔粉を用いて繊細で華やかな柄を描き出す独自の技法です。​この技術により、金属特有の輝きを持ちながらも、しなやかで剥がれにくい仕上がりを実現しています。​また、桃山時代から江戸初期の金彩技術を復元・進化させ、現代に新たな伝統美を創出しました。 ​


主な作品と活動

着物・帯:​訪問着、付け下げ、黒留袖など、金彩友禅の技法を駆使した作品を多数制作
化粧廻し:​横綱千代の富士関や横綱貴乃花関の化粧廻しを手掛ける
展示会:​「金彩友禅 和田光正の世界 光と夢を追いつづけるもの創り展」など、個展や展示会を開催 ​

作品集と出版物

和田光正氏の作品や技法を紹介する書籍も多数出版されています。​これらの書籍では、金彩友禅の美しさと技術の高さを堪能することができます。​

和田光正氏の金彩友禅は、伝統と革新を融合させた独自の美を追求し続けています。​その作品は、格式高い場面にふさわしい華やかさと上品さを兼ね備えており、多くの人々を魅了し続けています。