桃田柳栄ももたりゅうえい

時代 江戸時代
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 浮世絵
プロフィール 江戸前・中期の画家。和泉生。名は守光、通称は武左衛門、別号に幽香斎。探幽門下四天王の一人で久隅守景と並び称せられる。医術も能くした。薩摩島津侯の御用絵師となり五百石を与えられた。元禄11年(1698)歿、52才。

桃田柳栄(ももた りゅうえい、1647年 – 1698年)は、江戸時代前期の画家で、狩野探幽の門下生として知られています。​和泉国(現在の大阪府)出身で、名は守光、通称は武左衛門。​号は柳栄、幽香斎とも称しました。​狩野探幽の門下四天王の一人とされ、薩摩藩の御用絵師として500石を賜り、江戸に居住しながら医術にも通じていたと伝えられています 。​

代表作の一つに「狩野探幽像」があり、これは江戸時代の画家狩野探幽を描いた肖像画です。​この作品は、江戸鍛冶橋狩野家に伝来し、文化3年(1806年)に焼失した探幽像の草稿とされています 。​

また、桃田柳栄の作品には「官女図巻」もあり、これは昭和60年に鹿児島県内の旧家で発見されたもので、もとは島津家の所蔵とされています 。​さらに、板橋区立美術館には彼の「富士山図」が収蔵されており、紙本墨画淡彩で描かれた作品です 。​

桃田柳栄は、狩野派の伝統を受け継ぎつつも、独自の画風を持ち、多くの作品を残しました。​彼の作品は、現在も美術館などで鑑賞することができます。