室鳩巣むろきゅうそう

時代 江戸時代
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 墨蹟・書
プロフィール 室 鳩巣(むろ きゅうそう、万治元年2月26日(1658年3月29日) - 享保19年8月12日(1734年9月9日))は、江戸時代中期の儒学者。室玄樸の子。諱は直清、字は師礼、通称は新助(信助とも)、号は鳩巣・滄浪。

**室鳩巣(むろ きゅうそう、1658年〈万治元年〉– 1734年〈享保19年〉)**は、江戸時代中期の儒学者・教育者・文筆家で、特に徳川幕府の官学としての朱子学の普及と、道徳教育の推進に大きく貢献した人物です。​

◆ 基本情報

本名:​室 元明(むろ もとあき)
字:​子明(しめい)
号:​鳩巣(きゅうそう)
生年:​1658年(万治元年)
没年:​1734年(享保19年)
出身地:​武蔵国江戸(現在の東京都)
学派:​朱子学(儒学)
主な役職:​幕府儒官、昌平坂学問所教授​
◆ 生涯と業績

◉ 幼少期と学問の修養
室鳩巣は、江戸に生まれ、幼少期から学問に励みました。特に朱子学を中心とした儒学を深く学び、徳川幕府の官学としての朱子学の普及に尽力しました。​

◉ 幕府儒官としての活動
鳩巣は、幕府に仕えて儒官となり、昌平坂学問所の教授として多くの門弟を育てました。彼の講義は明快で実践的であり、多くの人々に影響を与えました。​

◉ 教育と著作活動
鳩巣は、朱子学の教えを広めるため、多くの著作を残しました。その中でも『六諭衍義大意』は、庶民に道徳を教えるために書かれたもので、広く読まれました。​

◆ 主な著作

『六諭衍義大意』:庶民向けの道徳教育書。
『近思録講義』:朱子学の基本書『近思録』の講義録。
『大学章句講義』:儒教の経典『大学』の講義録。​
◆ 人物像と評価

室鳩巣は、朱子学を中心とした儒学の普及と、道徳教育の推進に尽力した人物として評価されています。彼の教えは、幕府の官学としての朱子学の基礎を築き、後の教育制度にも大きな影響を与えました。​

◆ まとめ


項目 内容
名前 室鳩巣(むろ きゅうそう)
生年没年 1658年 – 1734年
出身地 武蔵国江戸(現在の東京都)
学派 朱子学(儒学)
主な役職 幕府儒官、昌平坂学問所教授
主な著作 『六諭衍義大意』、『近思録講義』、『大学章句講義』
評価 朱子学の普及と道徳教育の推進に尽力した儒学者