英一蜂はなぶさいっぽう
時代 | 江戸時代 |
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カテゴリー | 絵画、書画,掛け軸 |
作品種別 | 絵画 |
プロフィール | 英 一蜂(はなぶさ いっぽう、1691年〈元禄4年〉 - 1760年〈宝暦10年〉4月28日)は、江戸時代中期の英派の絵師で、英一蝶の門人として知られています。彼は英を画姓とし、一峰、一蜂、一烽、一嶂、春窓翁などの号を用いました。江戸の北鞘町に住んでいたとされています。 享保年間(1716年 - 1736年)頃から作画を始め、師である英一蝶の絵を模写した画譜を刊行しました。代表的な作品には、小川破笠と共に絵を描いた享保15年(1730年)刊行の『父の恩』、宝暦2年(1752年)刊行の『画本図編』、宝暦8年(1758年)刊行の『両兎林』などがあります。特に『父の恩』は、初代市川団十郎の27回忌追善句集で、二代目市川団十郎が編集を担当した一部彩色摺の絵本として知られています。 英一蜂の作品は、国内外の美術館に所蔵されています。例えば、板橋区立美術館には「士農工商図屏風」が収蔵されており、 シカゴ美術館には「狩猟図」屏風が所蔵されています。 彼の墓所は深川の法禅寺中南龍院にあるとされ、一説には築地本願寺中真光寺とも伝えられています。また、弟子には二代目一蜂を名乗った英一蜓(はなぶさ いってい)がおり、「四季加嶋風俗図屏風」などの作品を残しています。 |