岳翁蔵丘がくおうぞうきゅう

時代 室町時代
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 絵画
プロフィール 室町時代の水墨画家,禅僧。周文の弟子。経歴は不明であるが東福寺の了庵桂悟 (1425~1514) と関係が深く,また伊勢に多く画跡が伝わる。遺品は山水図が多く 10点をこえる。確認される活躍期は文明 14 (1482) ~永正 11 (1514) 年。

岳翁蔵丘(がくおう ぞうきゅう)は、室町時代後期(15世紀末)に活躍した日本の禅僧であり、画家としても知られています。彼の生涯についての詳細な記録は少ないものの、現存する作品からその活動がうかがえます。

代表的な作品として「山水図」があり、紙本墨画淡彩で描かれたこの作品は、縦83.4センチ、横32.0センチの大きさです。この「山水図」は、東京国立博物館に所蔵されており、重要文化財に指定されています。
国立情報学研究所

この作品には、天隠龍沢(てんいん りゅうたく)による題詩が添えられており、岳翁蔵丘と天隠龍沢の交流が示唆されています。また、作品の構図や筆致から、岳翁蔵丘が15世紀末を中心に活躍したことが推測されています。
国立情報学研究所

岳翁蔵丘の作品は、室町時代の禅僧画家としての特徴をよく表しており、当時の日本美術における重要な位置を占めています。