加藤晨明かとうしんめい

時代 1910〜1996年
カテゴリー 掛け軸,絵画、書画
作品種別 現代日本画家
プロフィール 師・中村岳陵 日展参与 文部大臣賞 特選 白寿賞

加藤 晨明(かとう しんめい、1910年3月11日 - 1998年7月7日)は、日本の日本画家で、本名は加藤 清(かとう きよし)です。愛知県名古屋市出身で、主に美人画や舞妓を題材とした作品で知られています。

略歴

1910年:愛知県名古屋市に生まれる。
1934年:中村岳陵に師事し、蒼野社に入門。
1935年:第22回院展に初入選。
1938年:第25回院展で「二少女」が日本美術院賞第3等を受賞。
1946年:戦後、師の中村岳陵と共に日展に移行。第2回日展で「浄韻」が特選・白寿賞を受賞。
1958年:日展会員に推挙。
1973年:日展評議員に就任。
1989年:「黒いドレス」で文部大臣賞を受賞。
1990年:日展参与に就任。
1995年:勲四等瑞宝章を受章。
1998年:神奈川県で逝去。享年88。
作風と業績

加藤晨明は、写生を基本とした写実的な美人画や舞妓を主題とし、清潔感や豊かな情感を表現した作品を多く残しました。その作品は、繊細な描写と独特の色彩感覚で高く評価されています。

主な作品

「二少女」(1938年):第25回院展で日本美術院賞第3等を受賞。
「浄韻」(1946年):第2回日展で特選・白寿賞を受賞。
「黒いドレス」(1989年):文部大臣賞を受賞。
加藤晨明の作品は、東京国立近代美術館や愛知県美術館などに所蔵されており、現在も多くの人々に親しまれています。